学校で使う文具(複数)

バイオリンの習い事に必要なもの~何に費用がどれくらい?

バイオリンの習い事には、楽器以外にも揃えるものがある

バイオリンの習い事を始めたいと思ったとき、最初に思うのが「何が必要?」「費用はどれくらい?」でしょう。ピアノと比べると、バイオリンは最初に用意するものが多いので、知識が無いと困惑してしまいます。

ここでは、バイオリンを習い始めるときに必要なものとおおよその費用目安をお伝えします。

バイオリンを習う時の必需品

楽器を習うのですから楽器が必要なのはもちろんですが、楽器本体だけでなく小物類もあわせて必要になります。小物類はバイオリンにしか使わないものなので一般になじみがありませんが、バイオリンの練習には必要なので忘れず用意しましょう。

基本の楽器

1.バイオリン本体

まず最初に思い浮かぶのが楽器。そして費用の一番大きい部分を占めます。価格の幅も広いので、初心者は判断がつきません。中古楽器やレンタル楽器から始める方法も含めると、価格の選択肢も多岐にわたります。初心者の楽器購入の費用の考え方は「初心者向けのバイオリン、お値段いくら?~予算と選び方のコツ」でも紹介しているので参考にしてください。

2.弓

初心者はバイオリン本体とセットになっている弓を購入することがほとんどです。楽器と弓を別々に選ぶのであれば、まずは練習用の弓があれば十分です。最初は弓で音を出す動作そのものが不安定なので、高級な弓があっても使いこなせません。子どもなら楽器のサイズもいずれ変わるので、なおさら練習用で十分です。

楽器のサイズについては「子ども用バイオリンのサイズは何種類?選び方は?」でも解説しているので参考にしてください。

3.楽器ケース

多くの場合はバイオリン本体を購入すると付属してきます。ケースだけを単体で選ぼうとすると、意外に費用がかかる部分です。満員電車でも楽器を保護するなら軽くて丈夫な素材のものが欲しいですし、そうなるとケースだけで数万円です。家に保管するだけの場合でも、ケース単体で購入すると安くて1万円程度はかかります。楽器サイズが変わると、楽器ケースのサイズも変わります。

4.肩当(かたあて)

肩当は演奏の必需品ではなく、むしろ補助具です。補助具なので使わなくてもいいのですが、初心者は最初に楽器が安定しないので、肩当はあったほうがいいです。安いものなら2千円程度です。高いものになると肩当だけで数万~数十万円しますが、これは音が商売道具のプロが使うもの。最初は練習用の安価なもので構いません。

肩当の使用に慣れてくると肩当の形状や素材の違いでも「自分にはこれがいい」「こっちのは自分に合わない」等の好みが出てきます。そのときには自分に合う肩当を探してみましょう。肩当の装着方法は「肩当のつけ方~「肩当」はバイオリンを持ちやすくする補助具」でも紹介しているので参考にしてください

5.アジャスター

バイオリンの弦の音は何もしなくても数時間で狂っていくので、演奏前に弦の音を正しく合わせる「調弦」という作業が必要です。調弦の微調整をやりやすくするための補助ネジが「アジャスター」です。こちらも必需品ではなく補助具なのですが、初心者のうちは調弦に苦手意識を持つ人が多いのでアジャスターはあったほうがいいでしょう。アジャスターがどんなものかは「アジャスタの回しすぎに注意!」でも紹介しているので参考にしてください。

初心者用の楽器セットの場合はアジャスターに一体になっている(テールピースに埋め込み)ものもありますが、通常は弦に後から取り付けます。初心者の場合は4本の弦すべてに取り付けることになりますので、アジャスターは4個必要です。お値段は、1個あたり数百円~2千円程度です。

消耗品(定期的に交換・買い足しが必要)

6.楽器用クロス

楽器の拭き掃除に使うクロスです。楽器用クロスは、2枚用意します。楽器と一緒に購入すると付属していることもありますが、なければ忘れずに購入しましょう。楽器店だと1枚千円程度で販売されています。

演奏後の拭き掃除を怠ると楽器に不具合が生じることもあります。たかが拭き掃除と侮らないでください。楽器用クロスの役割は「楽器クロスの使い方~バイオリン初心者必見!忘れちゃいけない毎日のお手入れ」でも紹介しているので参考にしてください。

7.松脂

弓で弦を擦って音を出す際、弓の毛がツルっと滑っては音がでないので、松脂を塗ってわざと引っ掛かりを作ります。上級者になると夏用と冬用で松脂を使い分けたりもしますが、初心者はまず1個あれば十分です。千円程度から販売されています。

使えばどんどん減っていきますので、足りなくなれば買い足しが必要です。松脂はとても脆く、落とすと粉々に砕けます。その場合も買い替えが必要になるので、落とさないよう大切に使いましょう。松脂の使い方は「松脂の塗り方と頻度~習い始めの2週間は、2日に一度で十分です」でも解説しているので参考にしてください。

8.弦(交換用)

弦は消耗品です。使い続けるといずれ伸びたり錆びたり劣化するので定期的に交換は必要です。

交換用の弦を少なくとも1セット、予備として楽器ケースに入れておきましょう。初心者は調弦のときに力加減を誤って弦を切ってしまうことがあります。慣れれば弦を切ってしまうことも減りますが、そうでなくても演奏中に弦が切れるという事故も珍しくありません。

高価な弦は1本で5千円程度しますが、初心者の練習用ならまず4本セットで2千円程度のものがあれば十分です。

交換用の弦が手元にあれば、レッスン直前やレッスン中に弦が切れてもその場で交換できますが、交換用の弦が無いとその日のレッスンを受けられなくなってしまいます。弦の交換方法は「バイオリンの弦が切れた時の対処法~初心者でもできる簡単な弦交換ガイド」でも解説しているので参考にしてください。

9.弓の毛

弓の毛も消耗品です。使い続けると伸びたり切れたり劣化します。伸びたり切れた毛は使えないので弓竿から切り取って構わないのですが、そうするうちにだんだん弓毛の量が減っていき、音の響きにも影響します。弓毛の交換は個人ではできないので、楽器店に依頼します。

弓の保管状態が悪いと弓毛の傷みが早くなります。弓を適切に保管して、弓毛も大事に使いましょう。弓の扱い方は「弓の正しい張り方(演奏前)と適切な保管(演奏後)~初心者が知っておきべき基本」でも紹介しているので参考にしてください。

楽器以外の道具

10.チューナー

調弦のときに音を確かめる道具です。楽器店では専用のデバイスが5千円程度から販売されていますが、スマホのアプリ(無料)でも代用できます。最初はアプリを使用して、専用のデバイスが必要になったら購入を考えればいいでしょう。

チューナーアプリについては「バイオリン練習にあると便利なスマホアプリ」でも紹介しているので参考にしてください。

11.メトロノーム

演奏曲のテンポを刻む道具がメトロノームです。こちらも最初はスマホのアプリを使って、専用のデバイスが必要になったら購入すれば十分です。

12.譜面台

楽譜を立てる専用のスタンドです。楽譜くらい机の上に立てかけたらいいと考える人もいますが、必ず譜面台を使うようにしましょう。机の上に置いた楽譜の位置は低すぎて、それが原因で初心者は姿勢を崩すことになります。バイオリンは姿勢と持ち方が重要な楽器なので、正しい姿勢を維持できる高さに楽譜を立てる必要があります。

13.教本

バイオリンを習う時のの教科書です。レッスンを受ける教室で指定されるものを用意しましょう。一般的なバイオリン教本は2千円程度から。伴奏CDが付属するものだと4千円程度になります。副読本や楽譜が追加で必要になることもあります。

最初は楽器についても初心者

スタートは最低限のものでいい

バイオリンの初心者で、最初から楽器の知識がある人はいません。だからまず必要最低限のものを揃えて、経験値を上げてから上位モデルを検討することをお勧めしています。

バイオリンは小さなパーツひとつ交換しただけで音が変わることがあります。そのパーツ交換だけで数万円~数十万円・・・と言われたら初心者はまず「バイオリンてだからお金がかかる!」と思うでしょう。実際は、そのパーツ交換で音を変える必要があるほどの上級者のための話です。

楽器の知識を得るには、なにより経験が必要です。たくさん弾いて、たくさん聴いて、たくさんお手入れして、そうして楽器やパーツの違いが分かるようになります。弾き方を知るだけでなく、楽器の扱い方に慣れることももバイオリンの練習のひとつです。

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楽器を買って、小物を買って・・・一通りそろえてもまだ扱い方すら分からない状態。バイオリンを始めるバードルが高く感じられるのは、単に「費用がかかる」というイメージだけでなく、楽器の知識がないことも一因です。

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「練習は難しいの?」「ちゃんと続けられる?」という不安も、6週間という期間と曲を弾くという目標があるから、楽器習い事が初めてでも乗り越えられます。

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バイオリンを弾くリス(キャラクター)
バイオリンを演奏するリスのイラスト

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