Zoomの「テストミーティング」とは
Zoomでは、音声や機器の接続を確認するためのテスト用のミーティングがあります。テスト用なので対話する相手はいませんが、実際にミーティングするときの環境を試せます。
とくに雑音抑制(ノイズキャンセリング)機能の最小化設定は間違えやすく、正しく設定できていないこともあるので、ノイズキャンセリングの最小化設定は必ずテストしておきましょう。
本番のミーティング開始後に音声やカメラの接続を直していると時間がかかってしまいます。事前にテストミーティングで確認しておくことをお勧めします。
テストミーティングのやり方(PC版、スマホ・タブレット版)
テストミーティングはとても簡単です。
まず、テスト前にノイズキャンセリングを最小化等、必要な設定を終わらせておきます。ミーティングに使う設定ができたら、PCの場合もスマホやタブレットの場合も、ブラウザでZoom公式のテストミーティングのページを開きます。
上記リンク先のページを開くと、まだテストミーティングは始まらず「Zoomテストミーティングに参加」というページがブラウザで開きます。
ページ内の「参加」を押すと、Zoomテストミーティングを開始できます。


<1>PC版のテストミーティング
「参加」ボタンを押すとZoomアプリが起動し、自動でテストが開始されます。最初はカメラのテストを行います。
カメラのテストを終える(「はい」を押す)と次にスピーカーのテスト画面が開き、スピーカーテストを終える(「はい」を押す)と最後にマイクのテスト画面が開きます。
マイクテストを終えると「デバイスは正常に動作しています!」という表示が表れるので「テスト終了」を押すと数秒後にZoomは自動で閉じます。


<2>スマホ、タブレット版のテストミーティング
「参加」を押すとブラウザの画面が切り替わります。新しく表示された画面には「Join Meeting(ミーティングに参加)」というボタンのほか、画面下部に「ブラウザから参加してください」というリンクがあります。ノイズキャンセリングを最小化できているかのテストは、この「ブラウザから参加してください」に進みます。
「ブラウザから参加してください」を選択すると、Zoomのアプリがインストール済みでも、ブラウザでZoomのテストミーティングにつながります。
多くの場合は最初に「”zoom.us”がマイクとカメラへのアクセスを求めています」と表示されるのでこれを「許可」して先に進みます。
PC版と同様に、カメラのテストが自動で始まり、その後スピーカーのテスト、マイクのテストを行います。すべてのテストが終了すると、テストミーティング画面は自動で終了します。



このボタンを押すとZoomアプリが起動して、スマホにカメラとマイクが備わっているかだけをチェックして自動で終了します。
カメラとマイクが備わっているかどうかのチェックだけなので、カメラの映り具合や音声が届くかどうかの確認はできません。
ノイズキャンセリング設定を確認したい場合や、カメラの映り具合やマイクが音を拾えているかについては、下の「ブラウザから参加してください」でテストします。
テストミーティングで確認すべきこと
テストミーティングは現在の設定でZoomが正しく使えるかを確認するための環境です。ここで画面が見えなかったり音が聞こえない場合は、本番環境でも画面が見えなかったり音が聞こえなくなります。
とくに外付けのマイクや外部モニターを使用する場合、Zoomと接続されているかよく確認しておきましょう。
外部機器を使っていなくても、最新のPC等ではオーディオ設定が複数利用できることがあり、選択内容によってはZoomとつながっていないことがあります。
「ノイズキャンセリングの最小化」を正しく設定できているか
ノイズキャンセリング機能を最小化できているかどうかのテストは、マイクテストで行います。
マイクテストでは「少し話してみて返答があるか確認してください」または「話してから話やめます、返答が聞こえますか?」と表示されるので、マイクに向かって言葉を発すると、録音終了と同時にいま話した言葉がスピーカーから流れてきます。
ノイズキャンセリングの設定を確かめるには、ここで楽器の音を出してみます。バイオリンならE線、その他の楽器ならミ(E5)より高い音を長く鳴らしてみましょう。
ノイズキャンセリングを正しく最小化できていれば鳴らした音と同じ長さの音が返ってきます。もしノイズキャンセリングを正しく最小化できていないと、鳴らした音より短く途切れるか、または全く音が返ってきません。
テストミーティング画面ではオーディオ設定の変更はできません。ノイズキャンセリングのほか、ビデオやマイクの設定ができていない場合は、いったんテストを終了してからもう一度設定をやりなおしましょう。


人間の話し声の周波数帯に近い周波数の音だとノイズと判定されず、ノイズキャンセリングで除去されないことがあります。バイオリンの場合なら、Zoomのノイズキャンセリングが有効(デフォルト)でもD線、G線の音は雑音として除去されず、話し声と同様に聞こえます。A線からは、デバイス状況で差がありますが、雑音として扱われることが多くなり、E線では完全に雑音扱いとなって音が聞こえません。
Zoomの雑音抑制(ノイズキャンセリング)機能の最小化方法
Zoomミーティングで楽器の演奏や音楽を流すときは雑音抑制(ノイズキャンセリング)機能を最小化する必要があります。最小化しないと、楽器や音楽はZoomによって「雑音」と判定され、音が消音されます。
Zoomの雑音抑制(ノイズキャンセリング)機能を最小化する方法は「Zoomの音声設定~雑音抑制(ノイズキャンセリング)機能は最小化すべし」でも紹介しているので参考にしてください。
適切な設定で快適なZoomミーティングを準備しましょう。

バイオリン・プロジェクト講師チーム

松脂の塗り方と頻度~習い始めの2週間は、2日に一度で十分です
当たり前すぎて教室では聞けない「松脂」のこと 楽器を演奏する人にとって準備や片づけはあたりまえのルーティン。いまさら説明

バイオリンをオンラインで学ぶのは効率が良い!教室レッスンにはないオンラインの強み
楽器の習い事にオンラインは不向きでは? 2020年以降、企業、学校、ショールーム、学習塾、・・・様々な分野でオンライン形
