ピアノとバイオリン、両方習うのは大変?相乗効果で楽しく上達するコツ&始め方

ピアノが好きだから、バイオリンも弾いてみたい

ピアノを続けている人は、音楽が好きです。鍵盤を弾くだけでなく、オーケストラの演奏に耳を傾けたり、作曲家の背景を調べたり、音楽の世界にどんどん興味が広がっていくもの。そんな中で「バイオリンの音を自分でも出してみたい」「ピアノ伴奏に合わせて弾いたらどんな感じ?」と思ったことはありませんか?

でも、「ピアノとバイオリンの両方は無理では?」と考えてしまいがち。でも実は、ピアノを習っている人ほど、バイオリンをスムーズに始めやすいのです。

このページでは、ピアノ経験がバイオリンの習得にどう活かせるのか、無理なく両立するためのコツをご紹介します。さらに、「いきなり本格的に習うのは不安…」という人のために、短期で気軽にバイオリンを試せる方法もお伝えします。

バイオリンの練習は10分に集中

バイオリンの練習は「1日10分」です。そんなに短くていいの?!と驚くかもしれませんが、最初はバイオリンの姿勢を維持するだけで疲れてしまうので、高学年生でも練習は10分しか続きません。

だから最初から「1日30分バイオリンやるぞ!」と高い目標を掲げると、かえって続かなくなってしまいます。

楽器の練習は続けることが大事なので、バイオリンは「1日10分」で始めましょう。この10分を正しく効率よく練習すれば、ちゃんと上達していきます。

短時間の練習で着実に上達するやり方を「初心者の練習時間は1日10分~短時間でも効果的な練習にする方法」でも紹介しています。バイオリンだけでなくピアノの練習にも共通することなので参考にしてください。

ピアノを先に習っている利点を活かす

多くの人は、ピアノを習っている状態で後からバイオリンを始めます。先にピアノを習っているとバイオリンにも活かせることがたくさんあります。だから思うより両立の大変さは少ないのです。

音階が分かる

音感のあるなしではなく「ドレミファソラシド」という音階(≒音の順番)の存在を知っていること、それ自体がバイオリン始めるうえでの利点です。

そんな当たり前のこと、と思うかもしれませんが、ピアノは「ドレミファソラシド・・・」と鍵盤が並んでいるので直観的に分かりやすいのです。半音の鍵盤が白鍵の間にあることも、音階の理解を助けています。

一方で、バイオリンだとパッと見てどこに何の音があるのかが分かりません。出したい音の運指を覚える必要があります。このとき音階(≒音の順番)が分かっていると運指を覚えやすいのです。

音のズレに気づく

バイオリンでは、押さえる場所が少しでもズレると正しい音にならずズレた音が出ます。このときピアノ経験があると「音がおかしい?」気づきやすいのです。正確な絶対音感がなくても「何か違うかも」の違和感だけでも大きな助けになります。

音がズレていることに気づいたら、指の位置をもう一度確認して修正ができます。これもバイオリンの大事な練習です。

「練習が大切」と分かっている

ピアノの上達には練習が欠かせません。バイオリンの練習にも、やはり練習が欠かせません。ピアノで「練習しないとうまくならない」と分かっているから、バイオリンを練習する必要性はもう十分理解しています。

練習する習慣がもうすでにあるのですから、そこに1日10分のバイオリンを加えるだけ。何も習い事を経験していない場合よりもスムーズに習慣づけられます。

▶ピアノと両立でバイオリン試す人、多数!

バイオリンを弾くとピアノの演奏にも良い影響が!

ピアノの上達には、ピアノだけ弾ければ良いわけではありません。豊かな表現力は、豊かな好奇心、感受性、理解力・・・さまざまな生活体験が欠かせません。

バイオリンを弾けるようになることは、ピアノにもたくさん良い影響をもたらします。バイオリンは音を安定して鳴らすことが難しい楽器です。ちょっとした力加減で雑音が混じったり音が掠れたり・・・そのうえで強弱や表現をつけるのですから音のコントロールはピアノ以上に大変です。

この音の出し方の違いが分かるだけでも、ピアノの音の強弱や表現を意識するきっかけにもなります。音楽を聴いているときも「どうやって音を出している?」「どんな音を出している?」と感度が高くなります。

ピアノと両立させてバイオリン弾いた親子の感想を下に紹介します。

バイオリンやって良かった!

  • ピアノにも活かせる体験

ずっと興味があったのでヴァイオリンの世界を体験することができ、本当に毎週楽しかったです!

ヴァイオリンの事だけではなく、音楽の事も含めて学びとる事が沢山ありリズムの取り方や表現の仕方は、野球やピアノにも生かせるなと思いました
バイオリンを練習する子ども
小学5年生の保護者
2023年9月受講
  • 表現の幅が広がった!

ピアノやエレクトーンは習っていましたが、バイオリンの音色を実際に聴いてみて音の表現の幅が広がったような気がします。

ピアノやエレクトーンよりバイオリンの方が考えながら弾くことが多いのは驚きでした。
小学4年生の保護者
2023年12月受講
  • 姿勢が良くなった!

日頃の姿勢が良くなったのは、ピアノにもプラスになりました!ピアノ以上に肩の使い方を意識するので、ピアノの弾き方も改善したように思います。

ピアノの練習の時にもバイオリンだったら、この音かな〜?と関連付けて考える事が出来るようになり、興味の幅も広がったようです。
バイオリンを弾く子ども
小学4年生の保護者
2023年11月受講

意外にあった!ピアノとバイオリンの共通点

ピアノとバイオリンでは、楽器の発音の仕組みは全く異なります。演奏方法も違いますが、実は良い音色を出すための演奏には共通点があります。それが「肩を使うこと」です。

 

ピアノ教室で「肩を使って演奏してください」と指導されたことはありませんか?ピアノを弾くときは肘から先だけを動かすのではなく肩から動かすのが理想のフォームです。

 

ピアノもバイオリンも一見すると肘の関節を動かしているように思えますが、実は大事なのは肩の筋肉の動き。バイオリンはピアノよりもっと意識的に肩を使う必要があるので、バイオリンを練習したらピアノの演奏も良くなったという声は少なくありません

 

ピアノとバイオリンの共通点は『肩の使い方』」でも解説しているので参考にしてください。

バイオリンはオンラインで6週間試す

いま通っているピアノ教室に加えて、別のバイオリン教室に入会して、楽器も買い揃えて、毎回の送り迎えが必要で・・・と考えると、確かにピアノとバイオリンの両立は簡単ではないかもしれません。

そもそもバイオリン教室の数はピアノ教室よりずっと少なく、両方習いたいと思っても現実的にそれを叶えられる人は限られています。

だからバイオリンは「オンラインレッスン」で始めてみてください。これなら教室の立地は関係ないですし、送り迎えの時間も要りません。

そのために理想のレッスンが「6週間バイオリン・レッスン」です。6週間、オンライン(Zoomを使います)でレッスンを受講して1曲弾きます。レンタル楽器が含まれているので、最初に楽器を買う必要はありません。

▶レンタル楽器で6週間バイオリン弾いてみない?

レンタル楽器が安心

6週間レッスンではレンタル楽器で練習します。最初は楽器のことが分からなくて当たり前だから、レンタルが安心です。

バイオリンはピアノと比べると、弦の交換、弓毛の交換・・・とメンテナンス頻度が高いので、たくさん楽器のお世話をします。そうして楽器に慣れて音の違いや値段の違いに納得してから購入を考えても遅くありません。

また、バイオリンには子ども用のサイズがあり成長とともにサイズが変わります。最初に楽器を購入してもいずれ買い替えることになります。だからレンタルで始めて楽器に詳しくなってから、サイズが変わるときに購入を検討するという人も多数です。この点は一度購入したらほぼそれきりのピアノとは大きく違うところ。

バイオリンのサイズは「子ども用バイオリンのサイズは何種類?選び方は?」でも解説しているので参考にしてください。

長期で習うかどうかは、1曲弾いて決めよう

ピアノに加えてバイオリンも続けていくのかは、実際にバイオリンを体験してから考えても遅くありません。そのための機会が6週間バイオリン・レッスンです。

中には「バイオリンも続けたいけど、今はピアノに集中する」と優先順位をつけてより真剣にピアノに取り組むようになったという例もあります。

レンタル楽器とオンラインなら手軽に始められるので、まず「バイオリン弾いてみたい」を実現してください。

▶無料体験レッスンで試してみる!

6週間バイオリン・レッスン

楽器経験ゼロから6週間で1曲弾けるレッスン。オンラインだから送迎不要。楽器レンタルで手軽に始めるバイオリンの導入コースです。

「続かなかったら?」「楽器買うのは怖い」の不安、これで解消!

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