ボーイング練習方法~バイオリン初心者が上達する簡単3ステップ
ボーイング(ボウイング)とは バイオリンの弓の動きをボーイング(またはボウイング|bowing)と言います。”bow”は Read More »
子どもが対象の習い事の教室は放課後の時間帯に運営されています。共働きの場合、教室の時間に間に合わない、毎週定期的にお迎え時間までに帰宅するのが難しい等、子どもの興味ある習い事を諦めている家庭は珍しくありません。本当は興味のあることを体験させてあげたいのに・・・
意外かもしれませんが、音楽(楽器)はオンラインで習いやすい分野のひとつです。
たとえばスイミングや野球などは専用の場所で練習することが上達に直結しますが、楽器は教室でレッスンを受けるよりも家で練習する時間のほうが圧倒的に多く、家での練習が上達の一番のカギになります。楽器の場合はオンラインで習っても教室で習っても、家に楽器があって家でも練習するという点では全く同じ。だから楽器の習い事はオンラインでも習いやすいのです。
たま、バイオリンやフルートなど自分で楽器の実物を所有(またはレンタル)しています。何も所有せずただオンラインでレッスンを受けるだけなら習い事をしている実感も薄いかもしれませんが、楽器という実物があるので現実に習い事をしていることを毎日意識します。
保護者の世代はオンラインで習い事をした経験がないのでつい「習い事はオンラインではできない」と思うことが多いのですが、最近はオンラインに特化したカリキュラムや教材も開発されていて自宅にいても新しい体験ができるよう工夫されています。
オンラインの習い事で上達できる理由は「バイオリンをZoomで学ぶ~オンラインレッスンでも上達できる!」でも紹介しているので参考にしてください。
ピアノ教室は全国津々浦々にあるので、送り迎えの問題を抜きにすればどこに住んでいても習えるでしょう。教室の多い地域ならどの教室にするか選択肢もあります。しかし、ピアノ以外の楽器、たとえばバイオリンやフルートの教室は地域の偏りが大きく、どこに住んでいるかで習える楽器が決まってしまいます。
「習いたいと思ったのに、住んでいる地域に教室がない」「地域に教室はあったが、先生が高齢でやめてしまった」等、ピアノ以外の楽器を習おうとすると簡単ではありません。
一方で、コロナ禍を機にオンラインで楽器を教える教室は少しずつ増えています。既存の生徒向けにオンライン対応しはじめた教室が、オンラインで遠方の生徒を受け入れるようになっているのです。
バイオリンやフルートなどピアノ以外の楽器の教室は、住んでいる地域に教室があっても選択肢は少なく、教室の方針や時間帯など必ずしも希望通りにいかないかもしれません。でもオンラインなら地域に関係なく選べます。
たとえば近所にある教室は「教本を1から順に進めてしっかり基礎を固める。基礎ができないうちは他の曲は弾かない」という方針かもしれません。一方で遠方にある教室の方針が「楽しく続けることが一番。最初は基礎ができていなくても、楽しめる曲に取り組んでみよう。基礎が足りないと自覚できたら基礎を練習しよう」という方針だとしましょう。近所の教室の方針がフィットするなら問題ありませんが、うちの子には遠くの教室の方針があってるかも、と思ったとき、オンラインでも習える選択肢があるなら指導方針に共感できる教室を選べます。
いままで教室で教えていたのと同じ内容をそのままZoomで流すだけのレッスンは、良いオンラインレッスンとは言えません。
PCやタブレットの画面で見る教室は奥行きが分かりにくく、先生のお手本や姿勢を理解するのに時間がかかります。教える側が教室とオンライン環境のこの違いを教える側が認識して理解しやすく工夫しないと、ただの実況中継になっていします。
学校教育にオンライン授業が導入された初期はまさに授業の実況中継でした。その後、教育現場含めてあらゆる場面でオンライン対応の工夫がなされるようになり、オンラインに特化した教材やカリキュラムが開発されました。
オンラインコースを設けている教室を見つけたら、オンライン用にどんな工夫されているか尋ねてみてください。社内でオンライン講師としての講習を実施している、オンライン用の教材も用意している、等、オンラインの不便な部分を補う工夫がされていればオンライン指導の経験豊富な教室と考えてよいでしょう。
教室に通っていると教室への帰属意識とともに「この教室に通っているぞ。この楽器を習っているんだぞ」という自覚も出てきます。オンラインだとレッスンの場所がいつもの自宅で先生と対面することもないので、教室への帰属意識が薄く習っている自覚も弱いかもしれません。
しかし、教室に所属するだけがモチベーションの根源ではありません。むしろレッスン以外にも興味を広げなかったら、たとえ教室に通っていてもモチベーションは薄れていくでしょう。一方で、レッスン以外のことにも目を向けられると、レッスンで得た知識や経験から今までと違う視点で楽しめることがたくさんあります。レッスンをどこで受けるかは手段の選択でしかありません。レッスンをきっかけに興味を広げていくことが「もっと上達したい!」「また明日も練習がんばろう!」と思える秘訣です。
オンライン教室だからといって、まったく対面の機会がないわけではありません。発表会だったりスクーリングのような機会があったり、教室ごとに工夫しています。
たとえば「アンサンブル体験会」は、プロの演奏家とアンサンブルを作っていく体験機会です。画面の向こうではなく目の前の音楽家と一緒に音を合わせるので、誰かと一緒に楽器を演奏する楽しさを実感できます。
教室だけでなく、一般のイベントにも参加してみましょう。バイオリンやフルートなら演奏会に足を運んでみる、楽器店の試奏会に参加してみる等、教室だけが学びの場ではありません。習う前と比べたら知識も経験も増えているので、今までただ眺めているだけだった演奏や楽器も、演奏者として視点が変わって面白味が増してきます。「教室の発表会は仕事の都合が難しくて・・・」という場合でも、一般のイベントなら都合に合わせて選べます。
イベントに出かけるのも難しいなら、関連の映画を観たり、書籍を読んでみるのも新しい発見があります。アニメやドラマでも良いでしょう。楽器の扱いや奏法が分かってくると「だからこういう描写なんだ!」「そうそう、そういうことってあるよね!」と何気ない場面にも面白さを発見します。
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